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初詣縁起物

仙台初詣の縁起物ランキング

 初詣に行ったらまずしたいことは軒を並べる露店前で甘酒や豚汁に舌つづみ、おみくじを引いたり、チョコバナナや、わたがしなどなどお参りする先で買いたいものがたくさんあります。  なかでも縁起物やお守りなどは新年の初めに一年の無事の願いを込めて初詣で必ず授与されたいものです。  露店で買いたいものとかもいっぱいあるけれども、中でも縁起物は露店の商品みたいに買うというのとは違います。初詣ではどの縁起物を神社・寺院から受けたいか、どの縁起物に人気があるのかを調べてみました。  今回の縁起物ランキングには、おみくじ、お守り、そしてお札も含みます。

仙台初詣縁起物1位:おみくじ

おみくじ
 初詣での縁起物、堂々の1位に輝いたのは、おみくじでした。新年の一番初めの運勢を運だめしするわけですから、初詣に行った誰しもが引きたくない訳はありません。 初詣で引いたおみくじが凶の場合はその場で境内のどこかに結びます。それ以外は初詣ですぐ結ばずに持ち帰ってお守りとして持っていてもよいそうです。もちろん、凶の場合も初詣で引いたおみくじの内容を一年の戒めとするために手元に持っていてもよいそうです。
ただし初詣から持ち帰ったおみくじは次の初詣まで納めることです。 初詣でも、初詣以外の日でもおみくじの「引きなおし」というのは、してはだめだそうです。 人生は一度きり! おみくじも・・? おみくじの場合は、引きなおしたければ日を改めましょう。

仙台初詣縁起物2位:お守り

お守り
 初詣での縁起物、2位につけてきたのはお守りでした。お守りには本当に様々な種類がありますし、また初詣で授与される神社やお寺によってもちがいます。その神社・お寺ならではの由緒のあるお守りもあるし、交通安全、家内安全・・・。初詣に神社・お寺から受けられるのですから一年の幸せを願うためにも吟味して種類を選びたいものです。成田山で受けられる有名なお守りのひとつに、身代りお守りというのがあります。
初詣以外でも受けることができます。これはお不動様の霊験あらたかな有り難いお守りで、持っていればそれだけでお不動様が身代りになってくださり病気やけがなどをしそうになったときにその災難を身代りになってくださるのです。 言い伝えとしては、成田山の新勝寺の仁王門再建工事をしていた大工の辰五郎が誤って高い足場から転落したのですが彼自身はけがを全くせず代わりに持っていた身代りお守りが真っ二つに割れて辰五郎はお不動様の身代りお守りに命を救われた、という話が残っています。  新年を迎えるにあたって初詣でお守りも新たにされてはいかがでしょうか。

仙台初詣縁起物3位:破魔矢

破魔矢
 初詣での縁起物、3位は破魔矢です。放てばたちまち邪気や妖気を祓ってしまうとされる、破魔矢が初詣縁起物3位にランクインしました!縁起物の中で初詣で年初めにはぜひ手に入れておきたいものですよね。新年から気持ちよく過ごすことが出来るように、神社やお寺などで初詣の際に受けられる方多いのではないかと思います。 破魔矢の御利益としては「開運厄除」「家運隆昌」が挙げられます。新年が厄年にあたるという方もそうでない方も、破魔矢は厄除けのお守りにもなりますので、初詣の機会にぜひお受けになられてはいかがでしょうか?

仙台初詣縁起物4位:お札

お札  さて初詣縁起物4位にランクインしたのはお札です。お札といってもその神社、お寺によって、受けられるお札も様々あります。また初詣でどんなお願い事をご祈願したのか、ご祈祷して頂いたのか、にもよって違ってきますのでお札とひとことでいっても本当に様々あると思います。 大本山成田山仙台分院では、新年のはじめ、1月1日午前0時より新年一番初めの初詣大護摩祈祷会を開催いたしております。 初詣で申し込まれた方の願意とお名前の入ったお札のをお不動様のご宝前にて手厚く初詣祈願をさせて頂き、お渡しさせて頂きます。大本山成田山仙台分院のお不動様のご利益というのは本当に大きいもので、さらに新年初めに行う初詣の祈祷でのご利益というのは、それにも増して大きいものになります。初詣の機会にはぜひ、大本山成田山仙台分院でご祈願を受けられて、お札の御利益にあやかられてはいかがでしょうか。初詣でのお願い事も、お不動様のお力添えで、うまくいく、叶っていくはずです。もちろん、その為の努力を怠らないことを忘れずに。

仙台初詣縁起物5位:だるま

だるま
 初詣縁起物5位入賞したのはだるまでした。だるまも初詣以外でも縁起物としては人気があり、日本の各地でその土地ならではの郷土品張り子・だるまとして様々に作られ彩られ、そして愛されています。だるまの姿は達磨大師という禅宗の法師様の座禅姿を模したものとされていますが、宗派を問わず全国各地の神社・お寺にてお受けすることが出来ます。
倒されても必ず起き上がる不屈の精神の象徴・だるま。ご利益としては「大願成就」「商売繁盛」など。また、その不屈の精神の象徴からなのでしょうか、「必勝祈願」などにも効果大です。受験合格、就職成就など、初詣から新しい一年の新しいスタートを切ろうとしている人々にとってはとてもおすすめな初詣での縁起物です。

正月の縁起物 くまで

くまで

くまで  「くまで」とは、現在も掃除や農業で使われているものです。  竹などを細く切り、短い歯を櫛状にならべた棒を利用して使用します。落ち葉を集めたり土を盛ったりして、そこから、初詣での縁起物になりました。   宝船・大判・小判・千両箱などの金銀財宝を詰め込んだくまでは、運を「かっ込む」、福を「はき込む」といって商売繁盛・開運招福を願ったものです。 新年の更なる招福を願って、くまで守りは年々大きなものに換えてゆくのが良いとされます。正月期間中、当院もお守りコーナーで販売していますが、数量限定ですので、事前の予約も承っております。どうぞお気軽に初詣のお参りしながら、縁起物、お守りなどをお持ち下さい。   「くまで」とは一般的に、農具として使われる道具でです。落ち葉や枯れ葉をかき集めたり、土をならしたりとその用途は多彩です。  この「くまで」が「かき集める」という様が、後に転じて、「幸運・金運をかき集める」となり、縁起物のくまでとして、現在では「酉の市(とりのいち)」と呼ばれる年中行事に縁起物の「くまで」を売る露店が連なるほどになりました。   酉の市は関東を中心とした有名なお祭りで、日本武尊(やまとたけるのみこと)を祀った鷲神社(おおとりじんじゃ)を中心に、年末に日本各地で開催されています。   この「くまで」、縁起物なので縁起くまでとしますが、冒頭にも書きましたが「運をかっこむ」「福を掃きこむ」という言われで伝わっていますが、ご利益として主に伝えられているのが「商売繁盛」、「開運招福」になります。  もちろん福をかっこんでくれるので、家庭での「家内安全」のご利益も含みます。   縁起くまでを酉の市に沢山並んだ露店で売っている様は、なかなか見事なので、ぜひ初詣前に関東圏にも足を運び、縁起くまでのご利益にあやかってみてはいかがでしょうか。  ※2016年酉の市開催日:11月11日、23日

くまでを飾るところ

くまでを飾る  招福・縁起の「くまで」はどこに飾ったらよいのでしょうか。迷うところです。家庭によって、商売柄様々な所が考えられますが下記を目安にされて、ご都合のよい場所へお祭りください。 次のような方位をお薦めいたします。参考になさってください。  ・玄関の場合 福を取り込みやすいように縁起物などを入り口に向けて、少し高いところに飾る。  ・その他の場合 正面を南、東、西に向け、室内の少し高いところに飾る。  ・神棚の場合 仏壇がある場合そこでも良い。  出来ることならば「くまで」の正面を北に向けて飾るのは避けたほうが良いとされていますが、上記に当てはまらないときはやや高く飾るのが良いとされています。

くまでのパーツ(部品)

くまでのパーツ(部品)  縁起物くまでは1,000円程度から数万円もするものまで値段の幅がひろいです。値段の違いは普通大きさによります。大きく高価なくまでほど使われるパーツ(部品)の数が多いのですから当然です。しかし使われるパーツ(部品)の材質の違いによって小さくても高価な「くまで」もあります。縁起物くまでには小判、稲穂など沢山の縁起物が乗っています。その「くまで」のパーツ(部品)を紹介します。  ・くまでの土台 縁起物くまでの元になる竹製の台座です。  ・小判飾り 片面小判、光小判、両面小判、両面山吹小判、特製厚口小判、ブリキ小判 ・印刷飾り おたふく、松竹梅、鯛、鶴亀、招き猫、七福神、末広がり、福助、大入札などの縁起物を印刷したもの。  ・ホイル飾り ホイル紙(ボール紙に金属光沢加工)に浮き出し加工をされたもので印刷飾りの縁起物に加えひょうたん、福枡、酒樽などの飾りです。  ・お札飾り 願意を記したお札の飾り。紫枠札、紅白札、御守札、ホイル札、赤枠札、金枠札、新花丹、旗飾り、巻き札飾り、正月用札などがあります。  ・吊るし飾り、張り合わせ飾りなど おたふく、松竹梅、鯛、鶴亀、招き猫、七福神、末広がり、福助、大入札などをくまでから吊るしたりくまでに張り合わせる飾りです。  ・ごへい飾り、縁起物シール 紅白へいそく、金へいそく、願意をプリントしたシールです。  ・造作飾り 金俵を積んだもの、七福神の宝船、鯛、おたふく、大黒、さいころ、末広などの細工物です。  ・ちりめん飾り ちりめん製の縁起パーツ(部品)です。  ・造花ピック、木札、水引 くまでの飾りとして突き刺してかざるパーツ(部品)です。  ・面合わせ柳つり 片面印刷の縁起物飾りを両面張り合わしたパーツ(部品)です。

仙台初詣の縁起物 破魔矢と鏑矢

破魔矢

成田山の破魔矢  破魔矢とは、正月・仙台初詣の縁起物として寺社仏閣で授与される矢のことで、破魔矢と破魔弓をセットにすることもあります。
 破魔矢でみられるのは主に和弓の矢(日本の矢)を模したものです。  そして和弓に用いられている矢には、本来矢竹の端に鏃を、反対の端にや羽や筈をつけて作っているそうです。  縁起物の破魔矢も同じく模してあります。縁起物の破魔矢弓は木製や竹でできており、独特の着色を施し、羽などを添えてはなやかさを演出してあります。 初詣・正月に行っている弓のわざを試す射礼という行事に使われた弓矢に由来するとされているそうです。  元々「破魔はま」は競技に用いられる的のことを指していたそうです。そこから転じて、一年の好運を射止める縁起物ということで初詣で授与されるようになりました。  破魔矢  破魔矢。とっても有名な縁起物で、初詣に行った際は必ず手に入れておきたいもの。その年の干支の絵があしらわれた破魔矢などもあるので、チェックしておきたいですね。   破魔矢とはいうものの、その矢の先端は鋭利な刃物ではないところも特徴です。しかし、破魔矢とは物を単に射るためのものではなくて、邪気や妖気を浄化するものであるため、刃先の先端が鋭利でなくとも良いわけです。なんとも頼もしい!新年を迎えるにあたって、ぜひ悪い気や良くない何かは寄せ付けないようにしたいものです。そんなときのための破魔矢です。   本来は破魔弓という、破魔矢を放つ弓とセットで手に入れるそうなのですが、最近では破魔矢のみ購入するほうが多いです。これでは破魔矢の意味がないのでは・・という方、大丈夫です、ご安心ください。   わたしたちは一般人ですので、自分で邪気を祓ったり破ったりするのは不可能に等しいです。そういう力は、それ相応の修行を積み体得した方、例えばお坊さんとか正式な霊能者の方でない限りは、得ることが出来ません。 しかし、わたしたちが初詣でお参りをするのはお寺や神社など。そう、お寺の住職・僧侶さんや神社の神主さんらは、それ相応の修行を積み、邪気を祓う力を持っておられます。   ですから、お寺や神社の方々が破魔弓を持ち、その邪気を祓う方向とかを見定めて構えてくださり、わたしたち一般人はその破魔矢を購入することで、邪気や妖気に対して破魔矢をその破魔弓から射てもらうという形となるので、大丈夫なわけです。   破魔矢のご利益としては「開運厄除」「家運隆昌」が挙げられます。厄除けのお守りにもなりますから、神棚に祀らなくても、玄関の扉の内側、位置としては上の方に取り付けるのも良いとされています。   新しい新年を気持ちよく迎えるためにも、ぜひ破魔矢を購入しましょう!

鏑矢(かぶらや)

鏑矢(かぶらや)
 鏑を矢の先端に取り付け、鏃(やじり)があるものを鏑矢と言うそうです。 現在では流鏑馬(やぶさめ)など伝統行事や式典などで使用している以外にも、飾り矢として邪や魔を払う縁起の良いものとして親しまれているのです。

纏(まとい)

纏(まとい)
 馬印が纏(まとい)の起源です。江戸時代に町奉行大岡越前が纏を推奨しました。町火消し(現在の消防士)の組の中で選ばれた者が「纏持ち」で火事場の屋根の上で纏を目印にして纏を振ることで火消し役を鼓舞する役目もはたしたのです。「纏持ち」は町火消し組のアイドル的な存在で纏は組のシンボルでもあったので火消し役は「纏と纏持ちを燃やすことはできない。」という強い気持ちで火消しに大いに勤めたのでした よく江戸時代の下町の風俗を題材にした時代劇の火災現場で「纏持ち」が登場します。現在は消防署などで纏のマークをよく見かけます。江戸時代の町火消しの精神が今でも息づいているのです。明治時代のころから防火の縁起物として玄関、台所や部屋などにかざられるようになりました。縁起物の纏は普段から火の用心、防火を心がけるためになっているのです。

 以上の縁起物は初詣・お正月期間中、大本山成田山仙台分院でも販売しております。ぜひお持ちになってください。他にもたくさんのお守りなどがおいてあるのでどうぞ当院まで初詣にお気軽にお越し下さい。

仙台初詣の縁起物 招き猫

縁起物 招き猫

商売繁盛招き猫
千客万来招き猫
金招き猫
 招き猫は、人間で言えば手にあたる前足で人を招く形をした猫のことです。 猫は農作物や蚕かいこを食べるネズミを駆除するため古くは養蚕ようさんをされてたところでは縁起物でありましたが絹糸をつくる養蚕が衰退してからは猫が商売繁盛の縁起物とされています。   現在では猫好きの人気を集め、さまざまな形が作られているようです。伝統的な白、ほかに黒や赤など、ピンクや青そして金色のものもあり商売繁盛以外にも色によって意味合いが違っているようです。また、日本ばかりでなく、最近は中国やアジアを始め、世界のあちこちで姿が見られるようになってきました。   招き猫、ちょこんと座って手を挙げて福を招く姿は、猫好きの方にもそうでない方にもあの愛くるしい姿はとっても好かれていて、縁起物の中でも人気者なのではないでしょうか。   ところでカラオケ「まねきねこ」というカラオケ屋さんがありますが、そうではなくて今回は縁起物の招き猫を見ていきましょう。  千客万来招き猫  この招き猫ですが、いろんな色もあるし、手の上げ方も神社やお寺で売っているものによって様々です。どれを選ぼうか迷うという方のために、まず招き猫の挙げている手に着目して説明していきます。  まず、招き猫が右手を挙げている場合。これは、お金を招いている、すなわち「商売繁盛」の意味を持つ招き猫になります。  そして招き猫が左手を上げている場合。こちらは、人を招いている、すなわち「千客万来」の意味を持つ招き猫です。  ちなみに両手を挙げている招き猫もいますが、これは現在では右手と左手両方を挙げているということで、「すべての福を招く」とされています。しかし昔は両手を挙げた「お手上げ状態」ということで「降参」という意味を表しあまり好かれていなかったようです。   招き猫には性別があって右手を挙げているのがオスの猫、左手を挙げているのがメスの猫なのだとか。両方の場合はちょっとわかりません。   招き猫の手について一通りですが意味などが分かった所で、こんどは色についてみていきましょう。   猫には三毛猫というのがいますが、そう、白に茶色・黒のブチをもった日本では有名な猫です。この猫、実は圧倒的に性別ではメスが多いらしく、オスの三毛猫というのはなかなか見られない、世界でも珍しいものなのだそうです。そして、この三毛猫のオスというのはその珍しさ故か幸運を招くとされています。   さて先ほど招き猫の挙げている手について説明していきましたが、もしこの招き猫も、三毛猫模様の右手を挙げている猫ちゃんだったとしたら、右手を挙げている招き猫は先ほどオスであると説明しましたが、そう、とてもありがたい招き猫になってしまうわけです。 というわけで三毛猫の模様の招き猫には、幸運を招く、という意味があります。左手を挙げている場合でもおそらく色が三毛猫色であれば幸福を招く意味というのは変わらないのです。  金招き猫  三毛猫以外の色と招いている福は、以下のようになります。  ●白猫‥福を招きます  ●黒猫‥魔除けの意味があるとされています  ●赤猫‥無病息災、病気除けの意味です  ●金猫‥その色の通り、まさしくお金を招く、という意味です  その他‥風水などの関係から、青や緑や紫など、いろいろな色の招き猫が出てきました。おそらくその風水によって色が決められていると思われます。   招き猫についてみていきましたが、可愛らしいうえにやはりご利益満載の縁起物のようです。初詣で購入したいと考えている方は、ぜひこちらの説明も参考にしてみてください。

大本山成田山仙台分院の猫

大本山成田山仙台分院の招き猫1
大本山成田山仙台分院の招き猫2
大本山成田山仙台分院の招き猫3
大本山成田山仙台分院の招き猫4
 当院には猫がいます。名前はニルギリ(Nilgiri)。名前の由来はお釈迦様が生まれたインドにあります。南インドタミールナド州でつくられている紅茶の総称をニルギリといいますが、ニルギリとは現地の言葉で「青い山」という意味があり、お釈迦様の地インドから取った風流な名前です。紅茶の色も、この猫のように綺麗な色をしていて、当院の猫とぴったり合うと思いませんか。   いわば、当院の招き猫といえるでしょう。 当院にお参りするとき、境内や道端にいるので、初詣の時に見かけたらお声がけください。

仙台初詣の縁起物 だるま

だるまについて

だるま  「だるま」といえば、あの丸い姿に大きな目、凛々しい眉毛を持ち、顔が非常に特徴的、ぎゅと口を固く結んだ可愛らしい置物です。髭もついているので、モデルは男性なのでしょう。実は、「だるま」のあの姿は仏教の法師が座禅をしている姿を真似て作られているのだそうです。
 ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが仏教系の絵画や掛軸にもよく描かれているその名も「達磨大師」の座禅の姿なのだそうです。この達磨大師様の顔も、よくよく見てみると大きな丸い目に、髭と凛々しい眉毛、そして「だるま」の置物から連想出来るような大きな丸い腹をしています。表情も見ている人を圧倒してしまうような鋭い眼光の怖い顔つきです。   この達磨大師様は仏教の中の禅宗を伝えられた法師で、禅宗といえば座禅が流儀となっています。達磨大師の宗旨には特徴があり、壁観(へきかん)とよばれるその考え方として「壁のように動ぜぬ境地で真理を観ずる禅」というのがあります。だるまの置物の姿はこの禅の考え方をそのまま模していて、倒しても起き上がるような仕組みに作られています。達磨大師の座禅をする姿、どんなことがあっても動じないで真理を観ずる禅をし続ける、すなわち不屈の精神、七転び八起きの姿で作られているのです。   「だるま」の言われをたどるだけでも、すごく縁起がありそうな置物ということが分かったところで、果たして「だるま」がどんな縁起物なのかをみていきましょう。   「だるま」は宗派を越えていろんな地域で作られており、各地でいろんな種類の「だるま」が生産されています。仙台では張り子でも有名で「松川だるま」が有名です。  白目だるま  縁起物としてどんなご利益を祈願するのかというと、有名なものとしては「合格祈願」や「必勝祈願」、その他にも「大願成就」や「就職成就」など、願を掛ける場合や、「商売繁盛」などのご利益を願う場合もあります。お腹のそのど真ん中に「必勝」と書いてある「だるま」もよく見かけますが、その場合はこうした「必勝祈願」をお願いするとよいでしょう。   よく、体全体の色が出来ていても目だけは白い状態の「だるま」を見かけますが、あれは願を掛けたりご利益をお願いする際に、目を入れていく習わしによるものです。目を入れる際、左目を入れるのは祈願をするときで、右目を入れるときはその願いごとが叶ったときに入れる、というのが決まりのようです。(両方とも、「だるま」本体の目になりますので、私たちから見て左目は向かって右、ということになります)。ちなみに初めから両目を入れる場合もありますが、これは特定の「だるま」に願いをするときの祈願方法のようです。

地名によるだるまの種類

♦松川だるま…宮城県仙台市と近郊で作られています。地元で生産される柳生和紙を使用しています。  ♦高崎だるま(上州だるま)…群馬県高崎市で作られています。選挙だるまの多くが高崎だるまです。  ♦白河だるま…福島県白河市で作られています。安全祈願の赤ダルマと開運祈願の白だるまがあります。縁起物としてだるまも紅白なのです。  ♦越谷だるま(武州だるま)…ほとんどが手作業で埼玉県越谷市で作られています。  ♦東京だるま(多摩だるま)武蔵野国多摩地域が発祥でです。多摩地域で開かれる「だるま市」で販売されています。  ♦相州だるま…神奈川県平塚市で作られています。東京都八王子市が発祥とされています。  ♦鈴川だるま…静岡県富士市で作られています。  ♦姫だるま…新潟県、愛媛県や大分県竹田市で作られています。やさしい女性の顔をしています。愛媛県で宮廷の皇后様への献上品として作られたのが発祥だそうです。  ♦五色願かけだるま…静岡県伊豆市で作られています。土肥達磨寺で販売されています。

 縁起物ですので、「だるま」も買った日から一年が経ったらお寺や神社に奉納してきちんとお焚き上げ供養して頂きましょう。

縁起物 絵馬とお札

絵馬について

絵馬  絵馬とは現在、神社やお寺に行って、願い事を書いて境内に下げていく、山型の木の型です。特にその年に高校・大学を受験する学生のみなさんにとっては欠かせないもので合格しますようにと書いて、志望校に自分が合格できるようにとお願いされた絵馬が所狭しと境内に掛けられているのをよく目にするのも、正月ならではです。   では、この木の型が、どうして馬と呼ばれているのでしょうか。  実は本当の絵馬というのは、昔は本当の馬だったのです。  本物の、生きた馬です。  馬は、実は神様の乗り物であるとされるような神聖な生物であると考えられていて、その馬を神様に奉納することでお願い事を叶えてもらう、というのが昔の絵馬の起源だったそうです。  伊勢神宮など有名な神社では現在でも馬を飼育しているそうです。  そこから除々に本物の馬ではなくて作り物の馬、例えば木製だったり土製だったりする馬を奉納していくようになったそうです。本物の馬を奉納するというのは経済的にも厳しい行為だったようで現在そんなことをしようものなら莫大なお金がかかってしまいます。   そしてさらにそこから、現在のスタイルである木型に馬が描かれた絵馬のスタイルが出来上がったようです。  本当の馬を捧げるとは神様にお願い事をすることは昔からそれ相応のなにか捧げものをしなければならなかったのです。  受験に合格するために絵馬を書いて奉納しただけでは話になりません。そこにはその人自身の努力が必要になってくるでしょうし神仏は本当にその人その人のことをしっかり見ているのです。これは信じようが信じまいが本当の話なのです。  その神様にお願いするのですから絵馬に願い事を書く際は、ただ願いを「叶えてください」ではなくて自分自身の努力も大切でそこを神仏にチェックされていることを忘れずに書きましょう。  神仏は努力する人を助けます。

珍しい絵馬

日本全国には珍しい絵馬が数多くあります。その絵馬を紹介いたします。  ♦ひょうたん絵馬…豊臣秀吉を祭っている豊国神社(京都府京都市東山区茶屋町530)には千成ひょうたんにちなんだ「ひょうたん絵馬」をおいています。この絵馬は開運や出世のご利益があるそうです。  ♦顔形(円形)絵馬…河合神社(京都府京都市左京区下鴨泉川町59)はその名の通り美人になれるご利益で有名です。その絵馬もご利益にちなんで顔形(円形)をしています。  ♦竹製の合格祈願絵馬…日本三大神宮のひとつ石清水八幡宮(京都府八幡市八幡高坊30)では竹製の合格祈願絵馬をあつかっています。これは発明王エジソンが日本の扇子の竹を炭化させて電球を発明したことにちなんでいます。  ♦まと絵馬…日本三大天神のひとつ五條天神(東京都台東区上野公園4−17)では台形をさかさにして弓道で使われる「まと」の模様を描いた絵馬をあつかっています。  ♦陶器貼り付け絵馬…埼玉県秩父神社(埼玉県秩父市番場町1−3)には龍、ふくろうの陶器を貼り付けた絵馬があります。また山口県白蛇神社(山口県岩国市今津町6丁目4−2)には白蛇の陶器を貼り付けた絵馬があります。  ♦イラスト漫画絵馬…埼玉県秩父の定林寺(埼玉県秩父市桜木町21−3)では萌え系のイラスト漫画絵馬が公式絵馬になっています。

お札について

お札  一年の初めに、神社やお寺で祈願するのは功徳がありそうで初詣は行くしかないです。一年に一度の行事ですから。
そして、祈願したときにさらにありがたいのが、一年のその人の幸せを願って、その神仏からのご利益が宿ったお札を頂くことが出来ることです。神仏の力は目には見えないけれど計り知れないので、ぜひともそのご利益にあやかって、新年一年間息災に過ごしたいものです。  お札といってもいろいろなものがありますが、一般的に神社でもらうお札のことは「神札しんさつ」と呼ばれています。  神札では「神宮大麻」というのが有名です。これは伊勢神宮からの直々のお札になってます。この神宮大麻には「天照皇大神宮あまてらすこうだいじんぐう」と書かれていますが、それぞれの神札にはそれぞれの神社毎の神様のお名前や神社名などが入っています。神棚にお祀りするのが一般的ですが、神社で祈願してもらった神札の場合は例外もあります。  つぎにお寺のお札ですが、ここでは代表して大本山成田山仙台分院のお札の説明をさせて頂きます。 成田山のご本尊といえば、お不動様です。顔は怖いけれども本当に力のある仏様で大本山成田山新勝寺は2014年正月3ヶ日間で約305万人という圧倒的な初詣参拝者数をほこっています。  お不動様はありとあらゆる願い事を叶えてくださるので護摩祈祷されたお札のご利益は計り知れません。  祈祷で申し込んだお札でなくとも、お不動様のお近くにあるお札にはとてもご利益があるので、ぜひ求められてはいかがでしょうか。

仙台初詣の縁起物 七福神

七福神のいわれ

七福神の朱印
恵比寿
大黒天
毘沙門天
弁才天
福禄寿
寿老人
布袋

恵比寿

恵比寿

大黒天

大黒天

毘沙門天

毘沙門天

弁才天

弁才天

福禄寿

福禄寿

寿老人

寿老人

布袋

布袋

 正月初詣の縁起物として親しまれている「七福神」ですが、その名前の通り七体(七柱)います。恵比寿、大黒天、毘沙門天、弁才天、福禄寿、寿老人、布袋とあります。各々の七福神には、神仏が混合されたもの、歴史上の人物がモデルになるものなどあり様々なケースがあるようです。  ♦七福神 恵比寿…古くは「大漁追福」の漁業の神であるそうですが、時代と共に福の神となり商売繁盛などをもたらすようになるそうです。恵比寿も時代と共に利益の意味が変わってきて時代性がみえるでしょう。また恵比寿は七福神の中で唯一の日本出身の神です。  恵比寿を祭っている寺社…・楽満寺(しもふさ七福神 恵比寿)臨在宗(妙心寺派)千葉県成田市中里309、庶民救済、福財、商売の神として恵比寿を祭っています。  ・傑傳寺(けつでんじ)曹洞宗埼玉県川口市東本郷1506  ♦七福神 大黒天…ヒンドゥー教シヴァという神様がいるが、そのインドの神さまと日本古来の大国主命の習合と言われています。そして「大黒柱」と現されるように物事の中心や食物などを福を司る神になりました。  ♦七福神 毘沙門天…ヒンドゥー教のクベーラ神という神様がいます。これがヴァイシュラヴァナ(多聞天)となり日本では毘沙門天と呼ばれるようになりました。  ♦七福神 弁才天…七福神のなかで唯一女性で元はインドのヒンドゥー教の女神であるサラスヴァティーという神様からきたそうです。  ♦七福神 福禄寿…道教の宋の道士、又は、道教の神で南極星の化身の老子である寿老人の別名または同一神とされています。  ♦七福神 寿老人…道教の神さまで南極星の化身の老子がモデルになったと言われています。  ♦七福神 布袋…唐の末期実在したといわれる仏教の僧がモデルになっていると言われています。 
ここで全国の七福神めぐりについて列挙しましょう。
♦横浜七福神… 西方寺(恵比寿)横浜市港区新羽町2586、 正覚院(大黒天)横浜市港北区大豆戸町1160、 蓮勝寺(毘沙門天)横浜市港北区菊名町5-4-40、 菊名池(弁財天)横浜市港北区菊名公園内、 東照寺(布袋尊)横浜市港北区綱島西1-13-15、 興禅寺(福禄寿)横浜市港北区高田町1799、 金蔵寺(寿老人)横浜市港北区日吉本町2116  ♦深谷七福神… 泉光寺(せんこうじ)(恵比寿)埼玉県深谷市上敷免473、 瑠璃光寺(るりこうじ)(大黒天)埼玉県深谷市稲荷町北9-25、 正伝院(しょうでんいん)(毘沙門天)埼玉県深谷市高島161、 惣持寺(そうじじ)(弁財天)埼玉県深谷市蓮沼463、 一乗寺(いちじょうじ)(布袋尊)埼玉県深谷市人見1621-2、 宝泉寺(ほうせんじ)(福禄寿)埼玉県深谷市境220-1、 全久院(ぜんきゅういん)(寿老人)埼玉県深谷市東方2902-1  ♦隅田川七福神(東京都墨田区)… 三囲神社(恵比寿)墨田区向島2−5、 三囲神社(大黒天)墨田区向島2−5、 多聞寺(毘沙門天)墨田区墨田5−31−13、 長命寺(弁財天)墨田区向島5−4−4、 弘福寺(布袋尊)墨田区向島5−3−2、 向島百花園(福禄寿)墨田区東向島3−18−3、 白髭神社(寿老人)墨田区東向島3−5−2  ♦深川七福神(東京都江東区)… 富岡八幡宮(恵比寿)江東区富岡1−20−3、 円珠院(大黒天)江東区平野1−13、 竜光院(毘沙門天)江東区三好2−7 冬木弁天堂(弁財天)江東区冬木22−31、 深川稲荷神社(布袋尊)江東区清澄2−12−12、 心行寺(福禄寿)江東区深川2−16−7、 深川神明宮(寿老人)江東区森下1−3−18  ♦日本橋七福神(東京都中央区)… 椙森神社(恵比寿)中央区日本橋堀留町1-10-2、 松島神社(大黒天)中央区日本橋人形町2-15-2、 末廣神社(毘沙門天)中央区日本橋人形町2-25-20、 水天宮(弁財天)中央区日本橋蛎殻町2-4-1、 茶の木神社(布袋尊)中央区日本橋人形町1-12-10、 小網神社(福禄寿)中央区日本橋小網町16−23、 笠間稲荷神社(寿老人)中央区日本橋浜町2-11−6  ♦港七福神(東京都港区)… 熊野神社(恵比寿)港区麻布台2−2、 大法寺(大黒天)港区元麻布1−1−1、 氷川神社(毘沙門天)港区元麻布1−4−2、 宝珠院(弁財天)港区芝公園4−8−55、 久国神社(布袋尊)港区六本木2−1−16、 天祖神社(福禄寿)港区六本木7−7−7、 桜田神社(寿老人)港区西麻布3−2−16  ♦東海七福神(東京都品川区・東京都大田区)… 荏原神社(恵比寿)品川区北品川2丁目30−28、 品川神社(大黒天)品川区北品川3丁目7−15、 品川寺(毘沙門天)品川区南品川3丁目5−17、 磐井神社(弁財天)品川区大森北2丁目20−8、 養願寺(布袋尊)品川区北品川2丁目3−12、 天祖諏訪神社(福禄寿)品川区南大井1丁目4−1、 一心寺(寿老人)品川区北品川2丁目4−18  ♦池上七福神(東京都大田区)… 養源寺(恵比寿)大田区池上1−31−1、 馬頭観音堂(大黒天)大田区池上3−20−4、 微妙庵(毘沙門天)大田区池上3−38−23、 厳定院(弁財天)大田区池上3−38−23、 曹禅寺(布袋尊)大田区池上7−22−10、 本成院(福禄寿)大田区池上1−35−3、 照栄院妙見堂(寿老人)大田区池上1−31−11  ♦元祖山手七福神(東京都目黒区・東京都港区)… 滝泉寺(恵比寿)目黒区下目黒3−20−26、 大円寺(大黒天)目黒区下目黒1−8−5、 覚林寺(毘沙門天)港区白金台1−1−47、 蟠竜寺(弁財天)目黒区下目黒3−4−4、 瑞聖寺(布袋尊)港区白金台3−2−20、 妙円寺(福禄寿)港区白金台3−17−5、 妙円寺(寿老人)港区白金台3−17−5 

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